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メタ読みニンジャスレイヤー

Twitter連載小説ニンジャスレイヤーをメタ的視点で読み解く妄言満載のブログです

ニンジャとはなにか

ニンジャスレイヤー 考察 神話 サイバーパンク アメコミ

ブログを放置しとくのもなんなのでここで一度「ニンジャとは何か」の自分の考えをまとめとこうと思う。

 

 

以前、自分はニンジャとはアメコミヒーローの戯画化なのではないかと書いた。今でもある意味それは間違っていないと考えている。

    ニンジャ=アメコミヒーロー説について   

 

しかし、繰り返しニンジャスレイヤーのエピソードを読む度に、もっとはっきりした考えがまとまってきた。

そもそも公式が「ニンジャとは何か」についてはっきり語っていたではないか。


ニンジャスレイヤー PV - YouTube

「ニンジャ」 
ニンジャとは、平安時代の日本をカラテによって支配した半神的存在である。 
しかし彼らはキンカク・テンプルで謎のハラキリ儀式を行い、歴史から姿を消した。 
歴史は改竄され、隠蔽され、ニンジャの真実は忘れ去られる。 
やがて世界を電子ネットワークが覆いつくし、サイバネ技術が普遍化した未来。 
数千年の時を超えて復活した邪悪なるニンジャソウルが、突如、 
ネオサイタマの闇へと解き放たれたのだ……!

 

ここで注目すべきは「平安時代を支配した半神的存在」

「歴史から姿を消した」「数千年の時を越え復活した」

という点だ。

どういうことかというと、ニンジャとは古事記に記されし平安時代の日本の神々、イザナギスサノオヤマタノオロチそのものだということだ。

 

作中での歴史区分がどうなっているかというと、

 

ニンジャ年表 - ニンジャスレイヤー Wiki*

こちらにあるように、神々が争った暗黒時代、神々が民衆を支配した平安時代、民衆が神々の支配を脱し、神々が妖怪として貶められていった江戸時代と分かれている。

 

日本神話に限らず、ギリシャ神話、北欧神話クトゥルフ神話シルマリルの物語等、神々が2勢力に別れ争ったという逸話は数多い。

それら神話の元になったのがニンジャ神話であるのは想像に難くないだろう。

 

次に重要なのは、一旦神々が力を失い滅びるという点だ。このテーマはトールキン作品やエターナル・チャンピオンシリーズ等によく見られる。

これは古代は歴史の記録自体が不確かだったということ以外に、歴史と神話の区別がはっきりとしてきた、つまり現実とフィクションの区別がはっきりとしてきた、ということなのではないだろうか。

この夢と現実の狭間、というのはクトゥルフ神話はてしない物語等のファンタジー作品によく存在するテーマでもある。

 

さらに彼らは「数千年の時を越えネットワークを通じて復活」する。これはネットワークが発展し、VR技術やAR技術が発展し、電脳空間を現実として感じられる様になったことと対応しているだろう。つまり再びフィクションと現実の狭間が曖昧になって来ているのだ。

ネットワークを通じ出現する神、というのはサイバーパンクの元祖であるニューロマンサー三部作にもあるテーマで、電脳空間上の白い立方体を通じバロン・サムディらブードゥーの神々が出現する。このニューロマンサーシリーズのさらに未来、ネットワークから現実に神々が出てきてしまった時代をニンジャスレイヤーは描いているのではないだろうか。

ちなみにバロン・ニンジャはフューネラル=サンとして本編にも出現する。フューネラルはダークドメインにあっさり殺されるが、これはニンジャスレイヤーはニューロマンサーの後継である、という原作者の意思表示なのかもしれない。*1

 

また、ネオサイタマに現界してきたニンジャ達の外見はどう見てもアメコミヒーローである。ヒーローのオリジンが古代神話にある、と原作者は考えていたとしても不思議ではないだろう。

 

 

キョジツテンカンホー

 

キョジツテンカンホーとは何か、を考える前に、そもそも古事記とは何なのか、を考えてみよう。

我々の知る古事記とは各地の神話を集めた書物、である以上にヤマト王権の正当性を示すための都合のいい事が書かれた歴史書である。

で、キョジツテンカンホーが何をやっているかというと、

1,都合の悪い真実の隠蔽

2.歴史認識の改竄

3.権威の強制

である。これを考えれば、ソガ・ニンジャが平安時代に何をやったのかとその正体が見えてくるのではないだろうか。平安時代に日本の神々の歴史を改竄し頂点として君臨したのは誰だ?*2

 

これらの考察が正しいかはこれからリアルニンジャ関連のエピソードに注目していれば明らかになることだろう。

 

 

 

 

 

 

*1:適当

*2:おお、ナムサン!読者諸氏の精神状態は大丈夫であろうか!?失禁等の症状が現れた場合は直ちに本書を閉じて頂きたい!