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メタ読みニンジャスレイヤー

Twitter連載小説ニンジャスレイヤーをメタ的視点で読み解く妄言満載のブログです

ニンジャスレイヤーVSアベンジャーズ

これまでニンジャとはアメコミヒーローの戯画化であり日本の神格でもある、と書いたが、それらに共通していることは、どちらも「ヒーロー」である、ということだ。
そもそも、「ヒーロー」の元々の語源がギリシャ神話の半神、英雄という意味であり、そこから一般的な物語の主人公、あるいはコミックスの超人的能力を持った主人公、というように意味が拡張されてきた。
つまりニンジャスレイヤーとは一貫してヒーローの物語であったのだ。
大抵ニンジャスレイヤーに殺されるニンジャは一見してヴィランと判断されるような外見や言動をしているが、物語を追っていくとそれは間違いであることがわかる。
悪の権化であるラオモト=サンにもクルーカットのようなモータルの信望者はいるし、一戦闘員にすぎないレオパルドにも彼の人格と物語が存在する。
彼らも自分の物語の中では確かにヒーローなのだ。

これは裏主人公とも言えるダークニンジャは勿論、三部の敵対勢力であるアマクダリ・セクトにも言える。
まず、アマクダリはネオサイタマ知事秘書アガメムノンをトップとする政治団体である。つまり治安維持、体制側なのだ。
そして、アマクダリは多数の下部組織に代紋を貸し与える形で成り立っている。さらに幹部たちは強力なニンジャであることが多いが、影響力次第で非ニンジャが勤めることもある。
これは多くのヒーローを取り込むことで成り立っているアベンジャーズの構造そのものだ。
絶対正義を押し付けるアベンジャーズが管理社会と相性が良いことはアベンジャーズ・シビルウォーなどを見れば容易に想像がつくだろう。そしてメンバーの一部が脱退したり死亡してもアベンジャーズ自体が揺らがないというのも一致している。

つまり、ニンジャスレイヤー第三部の構造自体がニンジャスレイヤーvsアベンジャーズということなのだ。
ジャスティス=サンがヘリキャリアに乗っていたことも単なるファンサービスではないのだろう。そう考えてみるとアマクダリのマークとアベンジャーズのマークもどことなく似ているような気も…?
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