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メタ読みニンジャスレイヤー

Twitter連載小説ニンジャスレイヤーをメタ的視点で読み解く妄言満載のブログです

サイバーパンクSFとカラテ

ニンジャとはヒーローである、と以前述べた。

ではヒーローとは一体なんだろう?実はそこにサイバーパンクと電脳空間が入り込んでくるのだ。

 

ヒーローの分類には「文化英雄」と呼ばれるものがある。

文化英雄 - Wikipedia

や作物の栽培法などの有意義な発明や発見をもたらし、人間世界の文化に寄与したとされる伝説的人物やある種の動物のことをいう。」とあるが、つまりこれは概念を代表する人物、ミームの担い手のことである。

これは「パンク・ニンジャ」「シ・ニンジャ」等を見れば分かりやすい。

パンク・ニンジャはどう見てもパンクミュージックの創始者の一人、シド・ヴィシャスである。

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つまりパンク・ニンジャは「パンク」という概念を定義した存在ということになる。

同様に「シ・ニンジャ」は死、死神という概念を定義した存在だろう。

シ・ニンジャは桜、さらには蝶を扱うジツを使うが、これはおそらく「コノハナサクヤ」「プシューケー」のどちらか、あるいは両方を示していると思われる。どちらも「死、魂」に関する強力な神格だ。

 

そして「コトダマ空間のリアリティは最初にログインした人間が定義する」という話とこの「文化英雄」の定義は完全に一致する。

そしてリアリティを書き換える手段、タイプ速度はつまりカラテのことである。

ニンジャとはカラテで現実を書き換える事のできる存在と言える。

 

つまりニンジャとは「新たなコトダマを定義した存在、かつそこから現実に影響を持ってこれる存在」なのだ。

 

これらを照らし合わせるとコトダマ空間とは何かがはっきりする。

コトダマ空間とは文字通りコトダマ、情報の世界、物語、フィクションの世界のことだ。

インターネット、電脳空間はその入口にすぎない。ありとあらゆる創作活動、物質的でない活動全てがコトダマ空間に繋がっているのだろう。

 

そしてニンジャの「センセイ・アプレンティス」のシステムは「全ての物語は他の物語の派生である」という考えが元になっていると思われる。だからキンカクテンプル及びカツ・ワンソーは「全てのフィクションの始まり」の存在だと思われる。それは神話でありおそらくは「神という概念」なのでは無いだろうか。